国内外で話題を呼ぶ『ストレンジャー・シングス』。沢山の謎に包まれたこのドラマの「ドラマを見ただけではわからない」トリビアを、この記事ではいくつかご紹介します。
目次
- 1 ストーリーのおさらい ~『ストレンジャー・シングス』とは~
- 2 1. 『ストレンジャー・シングス』のタイトル候補はいくつかあった?
- 3 2. 『ストレンジャー・シングス』は実話を基に制作されている!?
- 4 3. モンスターの正体とは?
- 5 4. 裏側の世界の名前は「ネザー」となるはずだった?
- 6 5. ホッパーは『インディ・ジョーンズ』へのオマージュとして帽子を被っていた?
- 7 6. モンスターや演出は、80年代の作品のパロディ?
- 8 7. ミリー・ボビー・ブラウンの演技は『E.T.』の影響を受けている?
- 9 8. デモゴルゴンの頭の「花びら」の動き
- 10 9. オーディションを受けたキッズは1,213人!
- 11 まとめ
ストーリーのおさらい ~『ストレンジャー・シングス』とは~
『ストレンジャー・シングス』とは、アメリカの人気テレビドラマシリーズ。SFアドベンチャーです。80年代のポップカルチャーへのオマージュが詰め込まれていたこの作品の制作、監督、脚本を務めるのは、ザ・ダファー・ブラザーズ。制作総指揮を務めるのはショーン・レヴィです。
ストーリーの舞台となるのは、80年代のインディアナ州ホーキンスという町で、超自然現象と超能力を研究する政府の研究所付近で、奇怪な出来事が立て続けに起こります。幼馴染の少年4人の前に、超能力をもつ不思議な少女が現れますが、その少女は政府の大人たちに追われていました。そんな彼らの前に現れるのは、得体の知れない謎の怪物。少年少女は、その怪物と戦っていきます。
1. 『ストレンジャー・シングス』のタイトル候補はいくつかあった?
Netflixが同作品を発表した当時のタイトルは『モントーク』。モントークとは、ニューヨーク・ロングアイランドにある村の名前です。当初は、80年代のロングアイランドが舞台となるはずでしたが、冬の撮影が困難となり、この場所での撮影を断念。インディアナ州に舞台が移されたことにより、タイトルは『モントーク』から『ストレンジャー・シングス』に変更されました。ちなみに、他にも代わりの候補がいくつかあったようですが、公になることはありませんでした。
他候補について、「気味の悪いタイトルだ」「絶対にネットに流出なんてしてほしくないね。もしこれをバラしたやつがいればただじゃおかないよ。恥ずかしすぎる」とダファー兄弟は語っているようです。
2. 『ストレンジャー・シングス』は実話を基に制作されている!?
『ストレンジャー・シングス』は、「モントーク・プロジェクト」という都市伝説からインスピレーションを受けて制作されていると言われています。60年代から80年代にかけて囁かれていた「モントーク・プロジェクト」の内容は、サイキック能力の開発を目的とした「キャンプ・ヒーロー実験」なる実験が秘密裏に行われており、イレブンのように実験対象となる子供たちが誘拐されることがあった... というものです。
3. モンスターの正体とは?
キャストのほとんどが幼い子供たっだため、制作陣は彼らにあることを伝えていました。それは、「アップサイド・ダウン(裏側の世界)」の内外に登場する怪物が、『モンスターズ・インク』のモンストロポリスからやってきたものだということ。実際の映像で見るデモゴルゴンのものすごい迫力から、子供たちを安心させるために行われたことでした。
4. 裏側の世界の名前は「ネザー」となるはずだった?
「アップサイド・ダウン(裏側の世界)」は制作当初、「ネザー」と呼ばれるはずでした。しかし出演者や撮影スタッフが、撮影中にで「アップサイド・ダウン」と呼ぶのに慣れてしまったことで、このような変更が行われました。この点については、撮影秘話などを語り合う『Beyond Stranger Things』にて、ミリー・ボビー・ブラウンが詳しく紹介していますので、興味がある人はぜひ見てみてください。
5. ホッパーは『インディ・ジョーンズ』へのオマージュとして帽子を被っていた?
デヴィッド・ハーバー演じるホッパーが、『インディ・ジョーンズ』のオマージュとして被っていた帽子。この帽子に関してダファー兄弟は、「ハーバーが『ドラマのどこかで後ろから巨大な岩でも転がされるのか?』とさえ尋ねてきた」と語りました。
6. モンスターや演出は、80年代の作品のパロディ?
『ストレンジャー・シングス』は80年代を舞台にしていますが、80年代の映画やドラマのオマージュが至る所に見え隠れします。『ゴースト・バスターズ』や『スタンド・バイ・ミー』『E.T』『エイリアン』『グーニーズ』『未知との遭遇』『エルム街の悪夢』『キャリー』『コマンドー』などの作品や、当時のポップカルチャーにインスパイアされたとのこと。これらの作品を見た上でもう一度『ストレンジャー・シングス』を見ると、新たな気づきを得られるかもしれません。
7. ミリー・ボビー・ブラウンの演技は『E.T.』の影響を受けている?
『E.T.』を見たことのある方は、そのオマージュに気づくことが多かったのではないでしょうか。イレブンが初めてテレビを見てショックを受けるシーンや、映像に釘付けになるシーン、坊主頭にウィッグをつけて変装するシーン、そして研究所の大人たちから自転車で逃げるシーンなどは、『E.T.』の影響を受けて制作されたシーンです。
8. デモゴルゴンの頭の「花びら」の動き
登場する度に、その姿で視聴者に大きなインパクトを与えるデモゴルゴンですが、中でも特徴的なのは、あの頭の花びらの動き。実はその動きにも、ダファー兄弟はこだわっていました。「デモゴルゴン自体が命を持っていて、予測できない不可思議な動き方をするんだ」と、彼らは語っていました。
9. オーディションを受けたキッズは1,213人!
イレブンやマイクなど、子供たちが主人公となるこの作品。主演キャストを見つけだすために男の子906人、女の子307人のオーディションを実施したそうです。オーディションでは『スタンド・バイ・ミー』のワンシーンを演じさせたとのこと。ちなみに、ダスティン役のゲイテン・マタラッツォは9歳からブロードウェイの舞台に立っていたり、ドラマに出演していたりと、役者としてすでに演技力を持っていたこともあり、出演が即決されました。
まとめ
いかがだったでしょうか?ただでさえハマりにハマってしまう『ストレンジャー・シングス』ですが、裏話を知れば知るほど、楽しさも倍増していきます。オマージュされている映画やドラマを見てから、再鑑賞するとより一層『ストレンジャー・シングス』の世界にハマること、間違いなしです。
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